映画『スマホを落としただけなのに』のあらすじとレビュー感想【ネタバレなし】

スマホを落としただけなのに、命が狙われる!?スマホをテーマに展開するサスペンス映画!

 

この映画のテーマは「スマホを落として、拾った相手がめっちゃヤバいやつだったら。。。」って映画ですね。

僕たちの生活で切っても切り離せない存在になっている、スマホを落としてしまい、そのせいで個人情報などがすべて流出してしまう恐怖とその犯人を追うミステリー映画です。

 

スマホを落とした経験ありますか。。。?僕自身そんな経験はなく、周りでもスマホを落とした人がいないのでこの映画を見て、スマホを落としたらどうなるのかを教えてくれる映画なのかなーっと気になったので邦画をあまりみない僕が重い腰を上げて見てきました!!

 

映画『スマホを落としただけなのに』の作品情報

【公開日】

11月1日

【監督】

中田秀夫

【キャスト】

  • 北川景子 - 稲葉麻美

  • 千葉雄大 - 加賀谷学

  • 成田凌 - 浦野善治

【上映時間】

116分

【予告】

映画『スマホを落としただけなのに』のあらすじ

志駕晃の同名ミステリー小説を「リング」の中田秀夫監督のメガホン、北川景子の主演で映画化。いつものように彼氏に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえるまったく聞き覚えのない男の声に言葉を失うが、声の主はたまたま落ちていた彼氏のスマホを拾った人物だった。彼氏が落としたスマホが無事に戻ってきたことに一安心する麻美だったが、その日から麻美の日常は一変する。まったく身に覚えのないクレジットカードの請求、それほど親しくない友だちからの執拗な連絡……それらは麻美のさまざまな個人情報が彼氏のスマホからの流出を疑う事象の数々だった。一方その頃、ある山中で若い女性の遺体が次々と発見される事件が起こる。すべての遺体には、いずれも長い黒髪が切り取られているという共通点があり……。北川が主人公・麻美を演じるほか、連続殺人事件の担当刑事役を千葉雄大、セキュリティ会社社員役を成田凌、麻美の彼氏役を田中圭がそれぞれ演じる。

引用元:映画.com

映画『スマホを落としただけなのに』の主題歌

映画『スマホを落としただけなのに』のレビューと感想

ツッコミどころ多過ぎ!!映画を見ているつもりなのに二時間のテレビドラマを見させられている様な錯覚に陥る映画!!

 

原作の小説を読んでいないですが、結論から言っちゃいますと、まーったく満足出来ないテレビドラマ並みのクソ映画でした。いやこれ映画じゃなくてドラマでいいじゃんって思っちゃうレベルです。

まず、序盤の主人公の恋人であるネットリテラシーが低すぎる富田がタクシーにスマホを忘れたことが発端です。この映画のテーマがスマホを落としたら。。。っていうテーマなので突っ込むの野暮かもしれませんが、この人のスマホのパスワードが誕生日ってどういうことなの。。。いやマジで今の時代に誕生日をパスに使ってる人いないでしょ、、、銀行のカードとかも誕生日ダメって言われてるし。

一般常識だよね。

まずスマホを落としたことよりもセキュリティ意識の低さが全ての元凶だよね。結構この時点で、ん?と思う人多いと思います。

100歩譲って映画だから。。。って自分に言い聞かせました。スマホを落として、セキュリティ意識が低い一般常識のない人の個人情報をとってここから始まるんだなって。リアル()な話だなと。

とりあえずセキュリティ意識の低いことには目を瞑りました。

 

僕自身一番気になったのが、上でも書いた通り、テレビドラマ並みのストーリの筋の通し方ですね。いやそれはテレビドラマに失礼でしたね。この映画、唐突な事が多すぎます。どういうことかというと伏線を張るわけでもなく、パっと種明かしをする感じです。この映画それしかないです。いきなり犯人の幼少期の出来事が回想出てきて、犯人は虐待が原因でおかしくなったとか幼児虐待=精神異常みたいなしょーもない設定だし、唐突過ぎる。

麻美がクライマックスで過去を唐突に語り出すところが最高に意味不明。種明かしの仕方下手すぎでしょ。こういうのって気づかせるんじゃなくて、伏線を張って最後に観客が自然と気づかせるようにしないと納得しないでしょ。簡単に言うと雑。

 

この映画の監督って『リング』で有名な日本のホラー映画文化を築き上げた人なんですけど、その味もまったくこの映画にないし、上でも書いた通り筋の通し方も下手だし、ずっとホラー映画書いてたほうがいいんじゃないの?少なくともミステリー映画であるこの映画は唐突なことが多すぎて見るに堪えないレベルの出来。

ミスリードも下手すぎてまったく疑う気になれないし、唯一良かったのはキャストの演技ぐらい。

ラストのプラネタリウムのシーンもクサ過ぎて感情移入も無理。

上げたらキリがないぐらいのツッコミどころだし、そもそもスマホ”落とした”んじゃなくて”忘れた”の方が正しいのでは?

 

結局、監督の意図がわからない。スマホを落としたらそのまま後は悲惨な物語が展開されるだけでいいじゃん。なんでラストでスマホを落としたから良いこともありましたよっていう描写も見せるのか。何を伝えたいの?

 

【感想】

クソつまらない。なんでこんなのに二時間も使ったのかが悔やまれる。普段見ない邦画を見るいい機会だったのにこの映画のせいで邦画に対する印象がさらに悪くなった。まずスマホ落としたとかあんま関係なくて、5人殺しといてずっと音沙汰ない犯人と警察のほうをテーマに映画作ったほうがよかったんじゃないの?明らかにそっちの方が問題でしょ。

刑事が現場に向かう時の右か左かを勘で当てるっていうシーンやばすぎでしょ。刑事の勘っていうのを表現したかったのかな?ご都合主義にもほどがある。

 

文句を言ったらキリがないぐらいの脚本の悪さ。これを見て面白かったって言ってる人は小一時間、問いただしたいレベルの出来。それぐらいこの作品はつまらない。

おすすめ度・・・★☆☆☆☆

ストーリー・・・★☆☆☆☆

演 技  ・・・★★★☆☆

となりました。

僕の中では黒歴史になる映画です。金返してほしい。気になってる人は見ないほうがいいです。レンタルされてから自宅でテレビドラマ感覚で見るのが一番楽しめると思います。それでもつまらないと思いますが。。。

キャストに好きな人がいるなら見てもいいんじゃないでしょうか。ただオススメはしません。

 

以上『スマホを落としただけなのに』のレビュー、感想でした。