映画『グリンチ』のあらすじとレビュー感想【ネタバレなし】

この冬、クリスマスが盗まれる!?超ひねくれ者のグリンチがやってくる!

 

グリンチが公開されました!一年ぶりのイルミネーション作品ですね。イルミネーション作品といえば、『ミニオン』『SING/シング』などが有名です。

デ〇ズニー作品ではないので間違いないように。。。

実はこの映画、CGで作られているんですけど2000年に実写映画として映画化されているんですね。↓が今回公開されたグリンチです。

「グリンチ」の画像検索結果

2000年に公開されたグリンチのご尊顔が↓です

「グリンチ」の画像検索結果

 

グリンチは原作があり、もともとはアメリカの有名な絵本である『グリンチはどうやってクリスマスを盗んだのか』というタイトルの主人公ですね。

日本だとあまり有名ではないですが、アメリカだと知らない人は少ないらしいです。

 

そんなグリンチが3DCGになって帰ってきたので早速見に行きましたー!

 

 

映画『グリンチ』の作品情報

【公開日】

12月14日

【監督】

  • スコット・モシャー
  • ヤーロウ・チェイニー

【キャスト】

  • ベネディクト・カンバーバッチ - グリンチ
  • ラシダ・ジョーンズ - ドナ
  • キーナン・トンプソン - ブリクルバウム
  • キャメロン・シーリー - シンディ・ルー

【上映時間】

86分

【予告】

映画『グリンチ』のあらすじ

「怪盗グルー」シリーズや「ミニオンズ」など、数々の人気アニメを生み出すアニメーションスタジオのイルミネーション・エンターテインメントが、2000年にジム・キャリー主演で実写映画化もされたドクター・スースの名作絵本に登場するアメリカの国民的キャラクター「グリンチ」を、新たにアニメ映画化。幼い頃はつぶらな瞳が愛らしかったが、成長してすっかりひねくれてしまったグリンチ。洞窟の中で暮らす彼は、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人たちに意地悪ばかりして楽しんでいた。いつも不機嫌で孤独なグリンチは、村人たちが大好きな「クリスマス」を盗んでしまおうと思いつくが……。オリジナル英語版ではベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替え版では大泉洋がグリンチの声を担当。

引用元:映画.com

映画『グリンチ』の主題歌

映画『グリンチ』のレビューと感想

映像はめちゃくちゃ綺麗!ただ、ストーリーが陳腐すぎて感情移入できないまま終わる!まさにクリスマスにぴったしな作品!!

 

さすがイルミネーション作品、クリスマスの街の映像はきれいで見てて良かったけど、正直内容はそんなにだったかなぁと。他の作品より子供向けかな。
怪盗グルーのミニオンほど魅力的なキャラもいないし、SINGみたいな高揚感とキャラへの共感もなかったから期待ハズレだった。

まぁ86分と短い映画だからしょうがないんだけど、ラストシーンに向けての急ぎ足感が半端ないんですよ、もうグリンチが心入れ替えるとか一瞬。「え、おまえの心の傷ってそんなもんなの?」って思っちゃってそこからはもう茶番にしか見えなくなって感情移入できなかった。簡単に言うと置いてけぼり感を食らった。

 

いや実は、監督の意図はそれなのか?この置いてけぼり感をグリンチの気持ちと重ね合わせているのか?と深く考えてしまった。監督の伝えたいことはそれなのか?と思ったが、冷静に「いや、つまらなかったから現実逃避して深読みしているだけだ」と真顔になった。

上でも書いた通り、映像はすごく綺麗で、クリスマスというテーマで十分すぎほどの映像美を見せられた。色合いから雰囲気までなにもかもよかった。ただ、ストーリーの陳腐さがそれに負けないぐらい目立つ。映像美がクリスマスツリーだとしたら、ストーリーの陳腐さはそのクリスマスツリーの足元に置かれているプレゼントボックスそのもので目についてしまう。

 

もっとグリンチの葛藤や心の変化などを長くやってもよかったと個人的には思う。心入れ替えるの一瞬すぎてみてた時リアルタイムで「?」ってつくのやばいと思うんだ。

子供向けと言われればそれまでだけど、ほかの作品は僕でも楽しめたし、今回もそれを期待して見に行ったのに「子供向けだから」じゃ納得できないんだよ。。。ミニオン、シングにあった葛藤とか盛り上がりが見たかったんだ。。。

 

ただこの感想もクリスマスが終わるころには消えていると思う。グリンチがきっとこのやるせない気持ちをクリスマスと一緒に盗んでくれるはず。

 

【感想】

クッソ微妙な映画でした!イルミネーション作品だから見に行ったけど映画館で眠くなるってよっぽどだと思う。

どんなにクソな映画でも、そのクソっぷりに秘められているクソな要素を探すのが目的になるのに対して、この映画は展開が薄すぎるせいでそれすらできない。ただ見終わった後に残っているのは、虚無感。クリスマスを彼女と過ごせない虚無感をこの映画でも感じさせられるという素晴らしい映画だった。

 

ただ映像は本当に綺麗で、さすがイルミネーション。グリンチの改心の時間をもっと長くすれば多少なりともマシになっていたと思う。さすがにグリンチの心変わりが早すぎる。後半から本当につまらなかった。

子供向けな内容だから、子どもがいる家庭だったら家族で見るといいかもしれない。少なくとも大人二人でましてやカップルで見に行くようなものではない。

 

オススメ度・・・★★☆☆☆

ストーリー・・・★☆☆☆☆

演   技・・・★★☆☆☆

 

となりました。

正直、唯一映像が綺麗だったのが救いだった。それ以外は陳腐。

オススメはしないけど暇つぶし程度なら見てもいいかなーて感じです。

 

以上『グリンチ』のレビュー感想でした。