映画『イット・カムズ・アット・ナイト』のあらすじとレビュー感想【ネタバレ】
外には恐怖。中には狂気。
久々のホラー映画です。実はこの映画、日本公開が2018年11月23日なんですけどアメリカの方は一年前ぐらいにもう公開されていました。
なのでネットなどでブルーレイとかが売ってます。親がリビングで見ていたので僕も一緒に見ました。『イット・カムズ・アット・ナイト』を直訳すると「それは夜にやってくる」という意味で、”それ”とは一体何!?っていう興味が湧いてきます。
この手の映画で有名なのが『イット・フォローズ』ですね。
この映画も“それ”を題材にしています。要するに、正体がわからない何かという事ですがこの手の映画は大体が正体不明で終わります。観客たちに“それ”とは何かを考察させるためですね。なので結局”それ”ってなんだったんだろうって考えることになります。
今回紹介する『イット・カムズ・アット・ナイト』はその枠に入った映画です。では早速レビューの方に行きます。
映画『イット・カムズ・アット・ナイト』の作品情報
【公開日】
11月24日
【監督】
トレイ・エドワード・シュルツ
【キャスト】
- ジョエル・エドガートン – ポール
- クリストファー・アボット – ウィル
- カルメン・イジョゴ – サラ
【上映時間】
92分
【予告】
映画『イット・カムズ・アット・ナイト』のあらすじ
「ザ・ギフト」では長編初メガホンをとるなど多才ぶりが注目される俳優ジョエル・エドガートンが主演のほか、製作総指揮も務めた心理スリラー。ポール一家は夜になるとやってくる正体不明の「それ」から逃れるため、森の中の一軒家に隠れ住んでいた。そんなポール一家のもとに、ウィルと名乗る男とその家族が助けを求めて訪れてくる。ポールは「それ」の侵入を防ぐため、夜は入り口の赤いドアを常にロックするというルールに従うことを条件に、ウィル一家を受け入れる。2つの家族による共同生活はうまく回っていったかに思えたが、ある夜にロックされているはずの赤いドアが開け放たれていることが発覚。2つの家族に芽生えてしまった猜疑心、そして「それ」への恐怖から、それぞれの本性が次第に露わとなっていく。監督は数々のインディペンデント映画賞で受賞歴を持つ新鋭トレイ・エドワード・シュルツ。
引用元:映画.com
映画『イット・カムズ・アット・ナイト』のレビューと感想
『イット・カムズ・アット・ナイト』直訳すると「それは夜にやってくる」というものですが、それは夜にやってきません!w
上でも書いた通りこの手の映画って正体がわからないまま終わることが多くて、結局何だったんだよ。。。ってなることがあります。この映画もそれでした。
僕自身、感染者が夜になると家に襲いに来るみたいな内容を期待していたんですよ。予告編見る限りそんな感じじゃないですか。
まったく違いました。斜め上行き過ぎてて悪い意味でビックリ。家族みんなで家を補強してたり、正体がわからない何かに怯えていたりと雰囲気はあります。
途中で赤い扉が開いていてそこでみんなが疑心暗鬼になって、他の人間に対する警戒心や正体がわからない何かが来るかもしれないという恐怖感は伝わってきましたが、映画の後半になっても“それ”が出てこないんですよ。予告編でなにかゾンビ的なものが写ってるんですけど、あれ全部夢落ちです。夢なんです。実際に誰かが襲われたっていう描写はないです。強いて言うなら犬が負傷してた描写ぐらいですね。
犬が何かに向かって吠えて森の奥に消えて行って、後日負傷した状態発見されるんですけど、そこで大体の人が「それってやっぱりいるんだ」という考えになります。
安心してください、“それ”はいません。いたのかもしれないですけど映像の中には出てきません。
結局、いつくるんかなーって考えていたらもう映画終わってました。
「え?」って感じですよ。もう終わり?みたいな。
予告編でさんざん何かが来ると思わせぶりなカットを詰め込んでおいて何も来ません。
結局それってなんだったの??ってことなんですけど、それの正体は夢です。「それは夜にやってくる」という意味では夢が一番しっくりくるかなと。この作中で出てくるトラヴィスっていうガキがいるんですけど、そのガキが夢で毎回感染者に襲われる夢を見るんですね。
いやここでタイトル回収してドヤ顔すんなって感じです。
結局、ガキはウィルスに感染していて、それに触った両親も感染して親が「大丈夫だから」といって映画は終わり。
もう丸投げ。『遊星からの物体X』を意識してるのかわからないけど、空振りしまくって丸投げした作品になっている。ハッキリって駄作。
【感想】
映画館で観なくて良かったー!!!!
この一言に尽きます。この作品、公開前にSNSでもちょっと話題になっていたんですね~。いやマジでおもしろくないから。
予告編詐欺といっても過言ではないぐらいです。感染者に襲われる描写が夢落ちってなによwみんなそれに期待して見に行ってるんだけどwしかもラストは観客に委ねるみたいなオチだし、肩透かしどころじゃないでしょw
当時DVDで見たときつまらな過ぎて笑っちゃったレベルですね。しかもこの映画作ったところが結構大手な所でも笑った。そこらのB級映画のほうが断然おもろいわ。ちなみにA GHOST STORYア・ゴースト・ストーリーを手掛けている会社です。
おすすめ度・・・★☆☆☆☆
ストーリー・・・★★☆☆☆
演 技・・・★★★☆☆
となりました。妥当でしょ。この映画見た人の大半が消化不良で終わって、不満を言いながら映画館を去ると思います。
みんなこれを映画館で見ていると考えると悲しくなってくるのでここいらで被害者を増やさないために記事を書こうと思いました。とりあえず、見るか検討中の人はよほどのもの好きじゃない限り見ることはオススメできません。ただただつまらない。
以上『イット・カムズ・アット・ナイト』のレビュー感想でした。
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