映画『クワイエット・プレイス』のあらすじとレビュー【ネタバレなし】

2018年10月25日

音を立てたら、即死!、ホラー映画史に残る全米大ヒット!!

 

日本でも話題になっているホラー映画です、今回の作品は日本で公開される前にツイッターなどで話題になっていましたね。

予告編を見ていると手話などで会話しているシーンが特徴的で、映画本編もほとんど音を立てないです

なので、大きな音が出ると映画館の音響の関係もあり、とてもビックリします

 

これと似た映画?がありそちらも話題になっていました。『ドント・プリーズ』という作品です。

 

どちらも音を立てないようにしなくてはいけないという映画で、見ている人も息を飲むぐらいの緊張感で見られるのではないでしょうか。

 

映画『クワイエット・プレイス』の作品情報

【公開日】

9月28日

【監督】

ジョン・クラシンスキー

【キャスト】

  • エミリー・ブラント – イヴリン・アボット

  • ジョン・クラシンスキー – リー・アボット

  • ミリセント・シモンズ – リーガン・アボット

  • ノア・ジュープ – マーカス・アボット

【上映時間】

90分

【予告】

映画『クワイエット・プレイス』のあらすじ

「ボーダーライン」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントが主演、ブラントの夫でもある俳優のジョン・クラシンスキーが監督・脚本を手がけ、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー。ブラントが主人公となる一家の母親エヴリンに扮し、エヴリンを支える夫のリーをクラシンスキーが自ら演じ、夫婦共演も果たした。聴覚障害を持つ娘役は、自身も同じ障害を持つ「ワンダーストラック」のミリセント・シモンズ。音に反応して人間を襲う「何か」によって人類が滅亡の危機に瀕した世界で、「決して音を立ててはいけない」というルールを守り、生き延びている家族がいた。彼らは会話に手話を使い、歩くときは裸足で、道には砂を敷き詰め、静寂とともに暮らしていた。しかし、そんな一家を想像を絶する恐怖が襲う。

引用元:映画.com

映画『クワイエット・プレイス』のレビューと感想

 

まず最初に思ったことは、「映画館で見てよかったぁ~」です。この映画のコンセプトは音を立てたら”何か”にやられるというものです。公開されてから日が開いているので観客はそれほど多くなかったのですが、まるで観客全員その映画の登場人物かのように”静か”に見ていました。この映画静かなシーンは本当に静かで、観客のポップコーンを食べる音がハッキリわかるぐらい静かなシーンがいっぱいあります。

 

そしてこの映画、ホラー映画と予告でも宣伝していたのですが、見てみると家族愛が丁寧に描かれている作品でした。実はこの映画の監督のジョン・クラシンスキーは作中の夫役で出演していて、その妻役であるエミリー・ブランドと実際の夫婦です。実際の夫婦だからこそリアルな家族愛を描けるのだなと感じました。

実際に作中では”何か”から家族を守ろうとするシーンがいくつもあります。母親を守るために”何か”から注意を引いたり、我が子を守るために”何か”の注意を引いたりと家族で生き残ろうとします。この映画の冒頭は親が子を守り、その後は子が親を守るという話の構成です。

 

【感想】

ツッコミどころ多過ぎ!!それに目を瞑れればすごい面白い!!

 

まずツッコミどころ多すぎるんですよね。妻役のエミリーが妊娠する話で、音を出したらいけない世界なのになんで孕ませたのかがまず疑問に思った。だって産声とかで確実に死ぬじゃん?完全に常人じゃないよね。。。自殺行為にもほどがある。それと

”何か”に関してなんだけど弱点がしょーもない。音に反応するっていうのがわかってるなら退治する方法なんていっぱいあるのでは?それと赤ちゃんのために作った防音装置なんだけどそれあるなら防音設備とかもあるんじゃないの?シェルターの中とかさ。

一番疑問に思ったのが水、電気、食料はどうやって調達したの?電気通ってるって世界乗っ取られてないやん!!!!!

とツッコミどころは数知れなかったです。

 

そこに目を瞑れれば面白い映画でした。そういうものなんだと自分に言い聞かせてました。

 

肝心のホラー要素だけど、ビックリさせてくる系のやつです。静かな映画なのもあって急に音がどーーん!!なるとそりゃビックリしますわ。前の席3回ぐらい蹴ったもん。怖がらせ方もそれぐらいで慣れてくるとパターンがわかってきて飽きる。

それと残念なところは、完全に無音ではないという事。音楽が使われていたりするところも普通にあります。見ていて「音楽使わなければもっと怖くできたんじゃ・・・」と思ったけど多分それだと見る側が疲れるのを想定して入れたのかなぁと思います。

個人的には音楽は使わないで映画のコンセプト通り無音でもよかったかなとは思いました。

 

ただ家族愛の描写にに関しては本当に丁寧に描いていて見ていて終始飽きることはなかったです。映画館で見ればある意味アトラクションのような楽しい時間を過ごせると思います。

 

おすすめ度・・・★★★☆☆

ストーリー・・・★★★☆☆

ホラー  ・・・★★★☆☆

となりました。この映画に関してはDVDで見ることはまずオススメしません。だってそれだと怖くないもん。映画館で見るからこその「クワイエッド・プレイス」です。まだ上映しているのなら見て損はしません。それと見るときはポップコーンを買うといいですね。音を出したら観客みんなに白い目で見られること確実だと思います。それこそ作中で出てきた”何か”にです。