映画『ヴェノム』のあらすじとレビュー感想【ネタバレなし】

2018年12月6日

最も最悪なダークヒーロー誕生!!その名は「ヴェノム」!!

 

ヴェノム公開されましたねー!!予告編が出てから半年近く経ってつい今日公開されました!!

『スパイダーマン3』ではスパイダーマンの敵、ヴィランとして出ていたヴェノムですが、今作では主人公という事で注目を浴びた作品になります。

僕はMARVELの原作、というかアメコミですね。それらをまったく見たことがないのでヴェノムという存在は『スパイダーマン3』ぐらいでしか把握していなくて、とにかく悪い奴!という印象しかありません。予告編を見る限り人を食ったり、町で大暴れしたりとハチャメチャ感がやばくて、中二心擽られるビジュアルでとても楽しみにしていました。

MARVEL作品はあまり見たことがないですが、今作の『ヴェノム』はとても気になったので早速見てきましたー!

映画『ヴェノム』の作品情報

「ヴェノム 映画」の画像検索結果

【公開日】

11月1日

【監督】

ルーベン・フライシャー

【キャスト】

  • トム・ハーディ - エディ・ブロック/ヴェノム

  • ミシェル・ウィリアムズ - アン・ウエイン

  • リズ・アーメッド - カールトン・ドレイク

【上映時間】

112分

【予告】

映画『ヴェノム』のあらすじ

スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ダンケルク」のトム・ハーディ主演で映画化。サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」にも敵として登場したヴェノムを、「ゾンビランド」「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー監督のメガホンで、新たなダークヒーローとして描く。「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。

引用元:映画.com

映画『ヴェノム』の主題歌

『字幕版』

『吹き替え版』

映画『ヴェノム』のレビューと感想

えっとですね、これ多分ほかの人も思ったことだろうからいいますね。

前半のつまらなさやばくない?

 

この映画二時間近くの映画なんですけど、前半の一時間くらいの主人公の立場を説明するところとかが長いしで話の動きが少ないせいで、結構ダレます。ありきたりな人間ドラマ?ってかそれ省いてよくない?って箇所が結構ありました。一時間近く使って映すところじゃないかなーって思いました。監督的には丁寧に描きたかったと思うんですけど、面白さがまったくないので見ていてもアガらない。

そして敵の正体も序盤ぐらいでわかっちゃうあたり先の展開が読めてしまうところが気になった。序盤でちょくちょく敵の描写があるんだけどそこ全部カットしてもよかったでしょ。いくらなんでも敵がわかるのが早すぎて序盤で先の展開が読めてしまう。僕的には中盤以降に急に出てきてもいいかなぁーと思っちゃいました。

あとクライマックスの描写時間と中盤の洋画おなじみのカーアクションの描写時間、明らかに逆でしょwwクライマックスよりも中盤のアクションシーンのほうが長いってどういうことなの。。。

ヴェノムがエディを乗っ取ってから話の流れが急すぎてストーリーが雑に感じた。ツッコミどころも多かったです。強化ガラスとかドローンとか適正とか考えるだけでも結構あります。

 

ただいいところもたくさんあります。主人公エディがヴェノムの圧倒的な力を手にして共に悪いところを補っていくという流れは好きです。それにヴェノムも人間臭い描写があったりエディの一人芝居とかも見ていて面白かったです。エディもヴェノムも似た者同士で自分の欲に正直に生きています。エディはジャーナリストとして積極的に問題を取り上げ、ヴェノムも腹が減ったら食べられるものはなんでも食べるという欲に満ち溢れています。しかし共存するとお互いが欲に正直になりすぎて上手く噛みわないんですね。

 

中盤でエディとヴェノムは一つになって敵からの逃走劇を共に果たします。それ以降はヴェノムもエディに対して気を使ったりと人間臭い描写もありました。体は共存していても心まで共存していなかった二人が徐々に仲良くなっていきお互いを知る過程である中盤はとても楽しかったです。エレベーターのシーンはエディのなさけなさが全開で好きでしたw

 

【感想】

ストーリー雑だけどヴェノムかっこいいし主人公とのバディドラマもアクションも最高だった!!けど満足はしない!

 

不満はやっぱりあります。ヴェノムと一つになるまでの退屈さとクライマックスの短さ、設定の矛盾など、結構ありますがこの映画の見どころって見終わってから気づいたんですけど、エディとヴェノムが仲良くなるまでの過程だと思うんですよね。なのでエディとヴェノムが一つになった中盤はマジで面白いです。ヴェノムがどんなやつなのかもそこでわかるので見ていて飽きないんですよ。けど序盤が長すぎて中盤でヴェノムと一つになった後にエディとヴェノムがお互いを受け入れる時間が短く感じるんですよね。それほど序盤は丁寧にエディを説明しすぎた感じがする!あと彼女がヴェノムを見てから慣れるまで早くて気になった!

 

ただアクションシーンとかはすごかったです。ヴェノムの圧倒的な強さを表現できていて、見ていて「うぉー!すげぇぇぇぇ」って思いながら見ていました。マジでかっこよすぎるんだよなぁ。。。ビジュアルも個人的にツボだし性格もすごい好き。ヴェノムの可愛さとかかっこよさがあってめっちゃ面白かったです。コメディ要素もいい感じにあって結構笑えます。個人的にはロブスターの場面が一番好きでしたw

ラストシーンを見る限り次回作もあるっぽいですねー

何年後になるかわからないですけど続編が出たら見に行きたいですね。

 

おすすめ度・・・★★★★☆

ストーリー・・・★★☆☆☆

演 技  ・・・★★★☆☆

アクション・・・★★★★☆

となりました。普通に序盤がダレるだけで中盤以降がおもしろいので気になるなら見てください!ヴェノムのかっこよさとエディのへたれをぜひ見てほしいwもうヴェノムとエディのコンビがめっちゃ好きになる!自分に足りないものを補って、気が合うなんて素敵な関係ですよね。ストーリーが雑なのは触れないでおいてアクションシーンも見どころですねー

クライマックスは短くて満足できませんでしたがつまらなくはないし超面白い映画というわけでもないです。「面白い映画」でした。

以上『ヴェノム』のレビュー、感想でした!